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ラベンダーの空

ラベンダーの空 20.魔法大学院-1

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20.魔法大学院-1

ノエルはラベンダーの話を聞いて早速、魔法大学院の図書館を使うことができるように手配してくれ、魔法大学院まで送り届けてくれたのだ。そして、そこで待ち合わせたルナに導かれて、魔法大学院の門をくぐる。

今まで一度も学校という所に通ったことのないラベンダーは、緊張した面持ちでぎこちない足取りルナに促されるままに歩き出したのだった。




「あら、緊張しているの?顔が固いわよ?」

ふふっと微笑ながらルナが顔を覗き込んできた。里の街中の建物と同じように、学院の建物はどれも時代の趣を感じさせるような外観をしていた。正門を抜け、魔法大学院へと続く長いポプラ並木を歩く道すがら、ルナは学院のことについて話をしてくれた。

「左側が、初等部と幼稚部。で右側が、中等部と高等部なの。で、この並木道を抜けた奥が大学なの」

「あ、あの、私学校って通ったことがなくて…よくわからないんですけど。が、学校って広いんですね~?」

「そうね、特にここは、幼稚園から大学まで全部あるからね~」

「あ、あの……、えっと……」

「ん?なに?」

「今日は、急に無理なお願いをしてしまって、申し訳ありませんでした」

「あ~、なんだそんなこと。いいのよ、気にしないで」

「で、でも、お仕事の邪魔してしまって」

「だから大丈夫だってば。今日は始業式だけだから、午前中で学校は終わりなのよ。それに、ほら、大学なんかまだ始まってないから、誰も居ないでしょ?」

ルナが、辺りを見回して言った。二人はいつの間にかポプラ並木を抜け、広い庭を取り囲むように建物が建つ場所に来ていた。

「ここが魔法大学院のエントランスガーデンよ。この放射線状になった通路の先に、各学部の建物が建っているの」

「大学はまだ始まっていないって、さっき言ってたけど。でも、今朝ジンは出かけましたよね…」

「あ~、あいつらは別よ!」

「べ、別って?」

「ほら。ラヴァンも知ってると思うけど、今は非常事態だからね。あの子達に休んでいる暇はないのよ」

「え?でも…」

「ああ、春休みのこと?だからあれは特別だったのよ。ここのところ、外に出ても被害者が出るばかりで成果が上がっていないでしょ?だから、もう一度作戦を練り直そうとしていた時に、あなたの一件が起きたのよ。でも、それはラヴァンとは関係のないことなんだから、気にしなくていいのよ?あの子達も、毎日のように訓練訓練って追われていたから、いい骨休みになったんじゃない?」

「そ、そうだったんですか…」

「そ、それでまた、今日から訓練再開ってわけ。だから、きっと今頃は、近衛隊の演習場でしごかれて、ヒィヒィ言ってるんじゃない?」

ルナは悪戯っぽく笑うと小さくウインクをして見せた。

「じゃあ今日はここには居ないんですね?」

「なに?ジンに会いたかった?」

「いえ、別にそういうわけじゃないですけど…」


 正直、ラベンダーは少しほっとしていた。確かに、学院でのジンの様子を見てみたいという気持ちがないわけではなかった。しかし、自分の知らないジンの事を知るのは少し怖い気がしていたのだった。




「あ、ほら、あの正面の建物、あれが図書館よ」

エントランスガーデンをまっすぐ通り抜け、大学院の学部棟の建物から5分ほど歩いたところでルナが前を指差しながら口を開いた。その声にラベンダーも顔を上げた。

 図書館は大きな森を背に建っていた。ところどころに、上部がアーチ状に丸く切られた窓がついているその建物は、古い教会を思わせるような趣があり、若葉が芽吹き始めた若い緑色をした森によく映えて見えた。


「ここが図書館…ですか?」

「そうよ~。ってなんか珍しい?外界の図書館とはそんなに違う?」

珍しそうに図書館の建物を眺め回すラベンダーの様子に、ルナが尋ねた。

「い、いえ…。お恥ずかしい話ですけど、私、学校に行ったこともなければ、図書館に場所にきたのも初めてなんで。『これが図書館なんだ~』って思って」

ラベンダーは恥ずかしそうに俯いて答えた。

「あなたが、あの山に住んでいてくれたからこそ、家の弟の命は助かったのよ?だから、そんな風に思わないで?誰にだって初めての事ぐらいあるんだから。じゃあ、今日は私が一緒に本の探し方を教えてあげるね」

「え?いいんですか?」

「もちろん。可愛い妹のためだもん!さ、行きましょ!」

ラベンダーは、ルナに続いておずおずと図書館の扉の中へ入った。


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