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ラベンダーの空

ラベンダーの空 15.それぞれの想い-2

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 ジンが専門課程に進んでからも、ジンの魔波動に関しての検査は続けられていた。

常時その波動を計測するための腕輪はすでに外されていたが、ジンは定期的に病院に併設された研究所に呼ばれていた。

 「お前、こんなところでなにやってるんだ?」

ジンは何もない物陰に向かって声をかけた。すると、後ろの空中からぬっと腕が伸び、ジンの口元を覆うとヒョイっとその物陰に引っ張り込まれた。

「なっ、なに・・・!」

「しぃ~~。静かにして、ジン」

背後から声を潜めてアッシュが言った。





「なんだ、アッシュもいたのか?てか、タカヤはこんなところに隠れてなにやってるんだよ?」

「え、まあ、そのいろいろね?タカヤ?」

しかし、アッシュに話しかけられてもタカヤは振り向こうともせず、じっと一点を見つめて息を殺していた。

 その日、ジンはいつものように講義が終わってから研究所に向かっていた。すると、研究所に程近い物陰で潜んでいるタカヤを見つけたのだ。タカヤは魔法で姿を見えない状態にしてはいたものの、その気配は、何気なく横を通り過ぎただけでもはっきりわかる状態であったために、ジンは声をかけたのだ。

「でもタカヤ・・・一ついいか?」

「ん?なんだよ」

「アッシュが居るのが全然わからなかったけど。お前は姿は見えないけど、気配は全然消せてないから、ばればれだぞ?俺だって、結構向こうから、お前がいるのわかったもん」

「へ?まじ?」

「だから、さっきから言ってるジャン!タカヤ気合はいりすぎなんだってばぁ。もうちょっと落ち着こうよ・・・・」

「しっ、来た」

タカヤは、後ろ手にアッシュの口を押さえると、さっと身をすくませる。何が起きているのかわからないまま、ジンも慌ててタカヤの背後に身を潜めた。すると・・・。

 少し離れた建物から、男女2名が出てきた。二人は仲がよさそうに談笑しながら歩いていく。

「誰だ?女の方はなんか見たことがあるような気もするけど・・・」

ジンがポツリと呟く。

「ジン忘れちゃったの?ミドリだよ。ミドリ」

「え?ミドリ?ミドリ、ミドリ・・と・・・。あっ、あ~、あのミドリかぁ?昔、派手にタカヤを振った、あのえらく気が強い女のミドリかぁ!」

「あ・・・、ジン・・・。あの、ここでその発言はまずいよ・・・」

アッシュが、そろそろとジンの後ろを指差しながら言う。

「え?まずいってなに・・・が・・・」

ゴッチーン-☆。

「って、痛てぇ!」

ジンは、ムッと苦虫をつぶしたような顔つきをしたタカヤにいきなり後頭部を殴られた。

「タカヤ、なんだよ!いきなり殴ることないだろ!痛てえなぁ!」

「お前がな、気安く「ミドリ」「ミドリ」って連発するからだろうが?しかも、俺が振られたとか、えらく気が強いってなんだよ!」

「まあまあ、タカヤ・・・ジンは事情を良く知らないわけだし・・・あんまり大きな声で喧嘩してると、ミドリに気がつかれちゃうよぉ~」

「おっと、そうだった・・・。ヤバイ、このままだと見失っちまう。ほら、お前ら行くぞ!」

「行くってどこに?」

「ミドリの後をつけるんだと思う・・・」

「え?どこまで行くんだよ?俺まずいよ、研究所に行かなきゃ行けないんだから・・・」

「はぁ?なに言ってるんだよ!前にお前のことをジグマで助けてやっただろ?今度はお前が協力しろよ!」

「え~。だめ、まじでまずいんだって!それにお前は1回ミドリに振られてるだろ?」

「あ~、ジンその話は・・・・」

アッシュが慌ててジンを押さえる。

「くっそ、頭きた。言うの止めようと思ってたんだけど、今日は言わせてもらうからな!大体な、俺がミドリに振られたのは、誰のせいだと思ってるんだよ!」

「はぁ?なんだそれ」

「あれ?ジンは知らなかったの?」

「何の話だよ。なんでタカヤがミドリに振られたのと俺が関係してるんだよ、わけわかんねぇ!」

タカヤはムッとして何も答えないまま、ズンズンとジンの前を歩いていく。その姿を見てアッシュが小さくため息をついてから口を開いた。

「あのさ、ジン覚えてる?初等科の頃、ジンが先輩連中に待ち伏せされて、僕たちが助けに行ったこと」

「あ、ああ、あれか!もちろん覚えてるよ」

「タカヤが振られた原因は、あれなんだよ」



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